リトミックとは
音楽で楽しく遊びながら子どもたちの持っているあらゆる能力を引き出すための教育です。基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体・感覚・知的にも大きく育つための基礎作りとなります。
知識教育は水、人間教育をコップとしましょう。
幼児期に大切なのは、小さなコップに沢山水を注ぐことよりも、将来に備えコップを大きくすることです。リトミックではお子様の基礎能力を高め、将来、様々な分野で活躍できる人材になるための素養を養います。
グループでの表現
一人での表現も大事ですが、社会性も身につけられます。
友達と協力しての仲間意識や達成感など、他の人を思いやれる心を育てます。
音楽を聞いて、イメージし、思ったとおりに表現することで、思った事をうまく表現することができるようになります。
リトミックはお子さまだけのものではありません
リトミック（仏rythmique）とは、19世紀の末から20世紀初頭にかけて、スイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが開発した音楽教育の手法です。
当時ハンブルクを中心に、教育を訓練・調教ではなく、子ども本人が自ら進んで学び、その感覚を体感的に身に着けていくための情操教育、芸術教育の必要性が高まりました。
ダルクローズは、そのために楽器の演奏訓練を早期から闇雲にやらせるのではなく、音を聞き、それを感じ、理解し、その上で楽器に触ってみる、音を組み合わせて音楽を作ることの楽しさを身体全体で味わわせ、その喜びの中で、音を出し、奏で、そこから旋律を作っていくことへの興味と音感を育んでいこうとしました。
こうしたリトミック教育は、舞踏・演劇の表現能力のトレーニングにも利用され、また幼児教育、障害児教育にも盛んに取り入れられています。
大まかにリトミックのメリットをあげてみます。
- 音感・リズム感が身につく
- 意欲が育ち行動力のある子になる
- 運動神経の発達にも役立つ
- 感性豊かになる
- 音楽の基礎力が身につき、後に楽器をはじめるときに楽
- お母さんは子育てが楽しくなる
- お母さんは子どもの成長を客観的に見つめられる
- お母さんは子どもと過ごす時間が充実する
- お母さんは子どもとのコミュニケーションが豊かになる
いかがでしょうか。リトミックの良いところはこのようにたくさんあります。ただし、これらのことが実現できるためには、大人がリトミックの本来持つ特性をよく理解し、実際に子どもたちに伝えることができなければ、せっかくのすばらしいリトミックも埋もれてしまいます。子どもたちにリトミックの楽しさを伝え、すばらしい幼児教育ツールとしての役割を果たすために、ぜひ、楽しく簡単な指導法を学び、発信していきましょう!